2025年3月4日火曜日

PENTAX Q用 CS-Qマウントの自作 2025/03/04

どうもdominoです。
最近片付けていたらPENTAX Q-10が出てきたので久々に遊ぼうと思い、
まずはバッテリーと充電器を新しく購入しました。

手元にたくさんあるCSマウントのレンズで遊ぼうと思ったのですが、
手頃なマウントアダプターが存在していないので自作することにしました。
(2025/03/04現在)
 
色々調べたところによると、

・Cマウント
 内径25.4mm (1in)、ピッチ0.794mm(32山/1in)、フランジバック17.526mm
・CSマウント
 内径25.4mm (1in)、ピッチ0.794mm(32山/1in)、フランジバック12.5mm
・Dマウント
 内径15.875mm (5/8in)、ピッチ0.794mm(32山/1in)、フランジバック12.29mm

・ペンタックスQマウントは、口径約29mm、フランジバック9.2mm。
 撮像素子は
 Q,Q10=1/2.3インチ
 Q7,Q-S1=1/1.7インチ

と書いてあったので、Dマウントの穴を広げて、1-32UNFのネジを切って、
0.21mmのスペーサを噛ませればCSマウントを自作できるのでは?
と思いAliExpressで安いQ-P/Qを購入しました。

購入したDマウントの穴をまず24.541mmまで広げる(1-32UNFの内径)
1-32UNFのネジを切る(外形25.4mm)ピッチ0.794mm(32山/1in)
ML360の送りギアの組み合わせ
ネジが切れた様子
無事にCSマウントレンズを装着できた。

DマウントとCSマウントのフランジバックは0.21mmの差があるけれど、
大体のCSマウントレンズはヘリコイドがかなり動くのでスペーサを入れなくても、
無事に無限遠を出すことができた。


作例

PENTAX Q10 CCTV 2.8mm F1.2 ISO:100 1/320s 新大阪のレンタルルームの窓から
PENTAX Q10 CCTV 2.8mm F1.2 ISO:100 1/500s 新幹線の窓から
PENTAX Q10 CCTV 6mm F1.2 ISO:100 1/13s
ヘリコイドがめちゃくちゃにいじれるのでハチャメチャなマクロ撮影も可能

応用

SCマウントにしたのでCマウントからの変換アダプターがたくさん出ているので、
様々なレンズで遊べるようになりました。
これはM12マウント(M12 P0.5)をつけたもの
(そのままだと干渉するのでマウントを旋盤で薄くしています。)

PENTAX Q10 CCTV(M12) 1.4mm F?? ISO:100 1/80s大阪城公園の猫
(多分インターホンのレンズ) 

変なレンズもQマウントにすることができるので、いろいろ遊んでみようと思います。
手元にPENTAX Qとインチネジも切れる旋盤がある人はぜひ遊んでみてください。

補足
Cマウントを削ってCSマウントを作ればいいのでは??
と思ったのですが、市販されているC-Qマウントアダプタは5mmも削るとネジ部がなくなってしまうものが多いようです。
運良くネジ部が長いものを手に入れたとしてもネジ部の大部分を削ることになり、
ネジの山数が少なくなることが予想される事から今回はDマウントを採用しました。