2025年6月23日月曜日

NT金沢2025に参加してきました。

どうも、dominoです。
NT金沢2025に参加してきました。

展示の様子

NT金沢には以下の展示物を持っていきました。
・ステッピングモーターで演奏する楽器
・MIDIでリレーをカチカチ鳴らす装置
・#SMD_Challenge などのLEDバッジ作品
・最近作っている7セグLEDとマイコンを使った工作 
・半田心経
などを展示しました。

忘れないうちに、今回の参加で良かった点と反省点をまとめておきます。

良かった点

・美味しい北陸の海鮮を堪能できた
前日入りしたことで、北陸の新鮮な海鮮をたくさん食べることができた。
北陸には美味しい海鮮やごはんがあるということを広く周知してもらうことができた。
展示をしにくる以外にもたくさんの楽しみがあることを知ってもらいたい。

・他の展示をそこそこ見られた
普段は朝に作品用のMIDIの打ち込み作業をするのですが、今回はその時間を減らして他の展示を見て回りました。
ただし、朝は出展者がまだ準備中の場合が多く、質問などができなかった。

・自分のブースの滞在時間を確保できた
1日目の展示後と2日目の展示前に他出展者のブースを見に行ったことで、
展示時間中は自分のブースにしっかりいる時間を確保しました。
また、前日入りなどで事前に海鮮を食べることで、遠くへ昼食に出かける必要がなくなり、
自分のブースの滞在時間を増やすことができた。

・熱中症対策
6月の真夏日予報に備え、前日入りでしっかり休息しました。
小型サーキュレーターを持参し、飲み物も電解質が多めのものやお茶を選びました。
ただ、暑さに慣れていない時期の真夏日だったので、対策していても少し疲れを感じました。

・新作をたくさん展示できた
最近作った7セグLEDとマイコンを使った工作やLEDバッジなどの小さな新作を持っていきました。
新しい作品に来場者も興味が惹かれていてとても満足しました。

・展示説明をリニューアル
以前の説明がわかりにくい部分があったので、Grok3やChatGPTを活用してわかりやすく書き直しました。
効果があったかどうかは不明ですが、じっくり読んでくれる人が増えた気がします。
また、作品の製作年や変更年を記載したことで、活動の歴史がわかりやすくなった。と、好評なコメントをいただきました。

反省点

・他の展示をじっくり見られなかった
自分のブースが気になったり、他の魅力的な展示に目移りしたりで、時間が足りませんでした。

・展示説明の固定パーツが不足
展示説明のPOPを固定する連結クリップが足りず、他のもので代用したりしました。
また、足りないことでPOPをうまく配置することができなかった。
次は多めに準備します。

・飲み物が途中で不足
時間のロスを防ぐため、朝に多めに飲み物を買っておくべきでした。
来年は1週間遅い開催でさらに暑さが予想されるので、早めに対策を考えます。

・物販用のお品書きを作り忘れた
物販していることが伝わりにくかった可能性。次はしっかりお品書きを用意しておきます。

・観光があまりできなかった
大阪からレンタカーで移動したので、朝8時に出発しても到着は2時ごろだった。
到着後に昼ご飯を食べると3時前になってしまったので、あまり観光をする時間がなかった。
車ではなく電車での移動に変更する。より早い時間に移動する。展示後にも休みを取り観光してから帰るなどの方法が必要。

・半田心経に気が付かれなかった
半田心経が小さすぎたので気が付かれなかった。もっと大きなPOPをつけて存在感をアピールするべきだった。

まとめ

NT金沢2025は、美味しい食べ物や新しい出会い、展示の改善点など、たくさんの学びと楽しみがありました。来年は反省点を活かしつつ、より良い展示ができたらいいなと思います。

NT金沢に出展された方、ご来場して頂いた方、ありがとうございました。
また来年お会いしましょう。

2025年6月18日水曜日

7セグメントLED時計

どうも、dominoです。
電子工作で定番の7セグメントLEDを使った時計を、突然作りたくなってしまったので作りました。
市販品の7セグメントLEDを使った時計は、赤や青のLEDを採用しているものが多く、
選択肢があまりにも少ないなと感じたので、自分好みに作ることにしました。

完成した時計 

この時計は表示部と制御部に基板が別れていて、基板はピンヘッダとピンソケットで接続されています。
この方式はコネクタがすっぽ抜けたり、外部からの力でコネクタが曲がったりして、
昔は嫌いだったのですが、秋月でM3で長さ11mmのスペーサーの取り扱いが開始された為、
採用しました。販売コード 115440

この方式だと表示部を交換できる為、気に食わなくなった時などは表示部を交換したり、
逆に制御部を交換したりできます。

また、7セグメントLEDの上にスモークのアクリルを被せる事で視認性を良くしています。
回路図

マイコンはAVRマイコンATmega88Pを使用しています。
RTC-8564と電気二重層コンデンサを搭載していて、
電源切れた状態でも一定期間、時刻データを保持することができます。
8個のLEDを7セグと同じようにコモン接続して制御しています。(使用ポートの削減)
この8個のLEDは、AM/PMの表示やコロンの点滅や1ppsの点滅に使用しています。
1PPS信号は健康に良い✅らしいので
出典 https://x.com/twi_kingyo/status/1743611893250498693

7セグをドライブしているのはTBD62783APGです。
TBD62783Aは8回路入りのソースタイプDMOSトランジスタアレイで、アノードコモンの7セグをドライブするのに最適です。
今回は6桁分とコモン接続してある8個のLEDで7回路分使っています。
一つ余っているので、ブザー用にしても良かったかもしれません。

7セグをアノードコモンにした理由は、オレンジ色のLA-501DDを使いたかった為です。
オレンジ色(610nm)の波長の7セグを探したところ秋月電子では、LA-501DDしかありませんでした。
販売コード 112769
この、7セグで設計を進めていたところ、LA-501DDの在庫が怪しくなったので、
同じアノードコモンでピン配置の7セグを探したところ、黄色の7セグLEDのOSL10564-IYがあったので、
実装はOSL10564-IYで行っています。(590nm)
OSL10564-Ixシリーズは赤,黄,黄緑,緑,青の製品があるので、好みで表示部を作ることができます。



※回路図ではRTC-8564になっていますが、元はAE-RX-8025NBで設計していました。
組立時に買ったはずのAE-RX-8025NBが見つからなかったので、手元にあったRTC-8564にしています。2025/06/19無事に発見されました...

この時計の詳細はGitHubに公開しています。
GitHub RTC-8564_7seg_Clock_ATmega88_v1

おまけ1

SDAとSCLを間違えました。本当に馬鹿です。笑ってやってください。


おまけ2


俺は馬鹿だ...笑ってくれ...

表示部の配線を1箇所忘れてました。何を見てヨシ!って言ったんですか?
本当に馬鹿です。笑ってやってください。



2025年3月4日火曜日

PENTAX Q用 CS-Qマウントの自作 2025/03/04

どうもdominoです。
最近片付けていたらPENTAX Q-10が出てきたので久々に遊ぼうと思い、
まずはバッテリーと充電器を新しく購入しました。

手元にたくさんあるCSマウントのレンズで遊ぼうと思ったのですが、
手頃なマウントアダプターが存在していないので自作することにしました。
(2025/03/04現在)
 
色々調べたところによると、

・Cマウント
 内径25.4mm (1in)、ピッチ0.794mm(32山/1in)、フランジバック17.526mm
・CSマウント
 内径25.4mm (1in)、ピッチ0.794mm(32山/1in)、フランジバック12.5mm
・Dマウント
 内径15.875mm (5/8in)、ピッチ0.794mm(32山/1in)、フランジバック12.29mm

・ペンタックスQマウントは、口径約29mm、フランジバック9.2mm。
 撮像素子は
 Q,Q10=1/2.3インチ
 Q7,Q-S1=1/1.7インチ

と書いてあったので、Dマウントの穴を広げて、1-32UNFのネジを切って、
0.21mmのスペーサを噛ませればCSマウントを自作できるのでは?
と思いAliExpressで安いQ-P/Qを購入しました。

購入したDマウントの穴をまず24.541mmまで広げる(1-32UNFの内径)
1-32UNFのネジを切る(外形25.4mm)ピッチ0.794mm(32山/1in)
ML360の送りギアの組み合わせ
ネジが切れた様子
無事にCSマウントレンズを装着できた。

DマウントとCSマウントのフランジバックは0.21mmの差があるけれど、
大体のCSマウントレンズはヘリコイドがかなり動くのでスペーサを入れなくても、
無事に無限遠を出すことができた。


作例

PENTAX Q10 CCTV 2.8mm F1.2 ISO:100 1/320s 新大阪のレンタルルームの窓から
PENTAX Q10 CCTV 2.8mm F1.2 ISO:100 1/500s 新幹線の窓から
PENTAX Q10 CCTV 6mm F1.2 ISO:100 1/13s
ヘリコイドがめちゃくちゃにいじれるのでハチャメチャなマクロ撮影も可能

応用

SCマウントにしたのでCマウントからの変換アダプターがたくさん出ているので、
様々なレンズで遊べるようになりました。
これはM12マウント(M12 P0.5)をつけたもの
(そのままだと干渉するのでマウントを旋盤で薄くしています。)

PENTAX Q10 CCTV(M12) 1.4mm F?? ISO:100 1/80s大阪城公園の猫
(多分インターホンのレンズ) 

変なレンズもQマウントにすることができるので、いろいろ遊んでみようと思います。
手元にPENTAX Qとインチネジも切れる旋盤がある人はぜひ遊んでみてください。

補足
Cマウントを削ってCSマウントを作ればいいのでは??
と思ったのですが、市販されているC-Qマウントアダプタは5mmも削るとネジ部がなくなってしまうものが多いようです。
運良くネジ部が長いものを手に入れたとしてもネジ部の大部分を削ることになり、
ネジの山数が少なくなることが予想される事から今回はDマウントを採用しました。